ビンタン島との別れ (6日目)
最後の朝、俺は朝食を食べに行った。
朝食券が最後だったので、「今日が最後です」と伝えた。
すると他の人も「今日で最後なんだって?」と話し掛けてきてくれた人が何人かいた。
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俺は食べ終わると、いつも入り口で笑顔で迎えてくれたお姉ちゃんに、「毎朝の朝食の時間はとっても良かった。ありがとう。」と伝えて、最後に何人かと一緒に記念写真を撮ってもらった。
いろいろあったけど、このホテルの従業員はみんな親切で素敵な笑顔をいつも見せてくれた。
リゾート会員券を売ろうとしてきたのは、親会社の人たちだし、この人たちの親切とは何も関係ない。
とってもいいホテルだったと思うし、ここに泊まって良かった。
荷物をまとめてチェックアウトをした。
車に乗ってフェリーに向かうときに、運ちゃんとこんな話をした。
タンジュンビナンに往復して、シンガポール100ドルして、スパに行ったんだけど、車代を考えると本当に安かったのかどうか分からないなんて話をしていたら、こんなことを言っていた。
「100ドルは大金だよ、俺なんてホテルの寮に入って、週に1日の休みでそのときにしか家族のところに帰れない。
そして月の給料がシンガポール300ドルだからね。」
そっか、でも多分この島では高給とりなんだろうな。。
この運ちゃんは英語がうまかったので、色々と話が盛り上がったが、すぐに港に着いてしまった。
フェリーにチェックインをしようとしたら、まだ受付が始まっていなかった。
港の職員に聞いたら「あと5分で開くから」と教えてくれた。
そして「君の荷物を処理しておくからその荷物運んでおくよ、チケットも渡して」と言われたので、一緒に渡した。
受付が始まったときには、俺の荷物が一番に処理された。
そして入国ゲートを過ぎて、待合室で待っていると職員の集団の中にさっきのお兄ちゃんがいた。
こっちこいよと彼の隣の席を叩くので、そっちに言って短い時間だったが、「どこから来たんだ?」とか5分くらいたわいもない話をした。
「今日は波の具合はどう?あまり揺れると具合が悪くなるからね」、「今日は大丈夫だ。とっても静かな海だ」
そんなことも教えてくれた。
メアドを教えてくれよというのでメモに書いて渡した。
ゲートが開いたのでそちらに向かおうとすると、彼が「こっち側のゲートも開くからちょっと待ってろ」と言ってくれた。
ちょっとするとこっちも開いたので、俺は人並みの中で手を伸ばして彼と最後の握手をして別れた。
彼は最後に"Good by, friend!"と言っていた。
船が出て、確かに今日は全然揺れがなくて快適だなあなんて思っていた。
後ろに見えるビンタン島を見ながら、またこの島に来たいなと思った。
確かに寂しかったけど、でも色々な人と話が出来た。
ここにも書かなかったようなこともいくつかあったし。
「さよならビンタン島!」って心の中で俺は呟いた。
またいずれ来たいと思います。
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